筆休め番外編 VOL-1-9 自然の力を秘めている「松ぼっくり」に学ぶ

今週のお題「体力」

筆休め番外編 VOL-1-9 自然の力を秘めている「松ぼっくり」に学ぶ

2025年の夏はとにかく暑い日が続きました。
自分自身の体力の限界を感じた方も多いと思います。
先日の雨で、四日市の地下駐車場の被害のニュースを耳にすると、自然に対して私達人間は一生懸命に対応しながら生きていかなくてはいけないと痛感してしまいます。

9月になって松ぼっくりを拾ってきました。
その時はまだまだ暑い日が続いていました。
しかし、今年のクリスマス(日本では冬)は必ずやてきます。
新しい年を迎えるためにも、今年の出来事に感謝し年末を楽しむためにも大切なイベントかもしれません。

クリスマスリースを玄関先に飾る家が多くなりました。

クリスマスリースの持つ意味は何でしょうか。
①魔除け 
玄関に飾られることが多いリースには、家の中に悪魔が入らないように守るという意味があります。特に、常緑のヒイラギは生命力の象徴とされ、その葉のトゲには悪いものを遠ざける力があると信じられてきました。
松ぼっくりにもとげがあることを知っていましたか?
②永遠の命・無限の愛の表現 
丸い形は始まりも終わりもないことから、「永遠の命」や「自然界から人への無限の愛(アガペー=見返りを求めず、他者の幸福を純粋に願う無償の愛)」を意味しています。だからリースは丸く作られるのです。
「幸せがいつまでも続きますように」という願いあるようです。
③今年の収穫感謝と来年の豊作祈念
リースに使われる松ぼっくりや姫リンゴなどの飾りには、「作物の豊富」「冬の寒さに負けず新しい春を迎える」という願いが込められていると言われています。
今年の収穫への感謝と来年の豊作を祈願するために松ぼっくりなどが使われるようになったとのことです。

クリスマスリースは、古代ローマ時代に冬至を祝うために始まった「家の玄関に緑の枝を飾ったこと」がその起源と言われています。その後キリスト文化と融合し、今日のような丸いリースをクリスマスの時期に家の玄関に飾るようになったと言われています。

松ぼっくりの驚きの体力
四日市の大雨の時、名古屋も結構雨が降りました。
日光浴をさせていた松ぼっくりにも雨が当たりました。
拾ってきたときは開いていた松ぼっくりも、雨から自らの身を守るために閉じてしまいました。

松の親木から落下しても、自分の身を守り次の命をつないでいる姿に感動してしまいました。秘めた体力が松ぼっくりにしっかりと残っているのです。
お日様が出てくると、再び元の松ぼっくりの形に戻ります。

私達人間も自然の治癒力、元気になる体力や自分自身を守る不思議な力を持っているはずです。
松ぼっくりもお日様の光を受けて、松ぼっくりらしい元の形に戻りつつあります。

お日様の光に当たることは人間にとっても大切なことかもしれません。
自然界で生きている動物や植物の持っている様々な「思議な力」を観察して、自分の体力を見直してみてはいかがでしょうか?

              澤 我二 2025年9月18日 アップ